「山形国際ドキュメンタリー映画祭2023」
インターナショナル•コンペティション部門に
映像作家で
IAMAS(情報科学芸術大学院大学)教授である
前田真二郎さんの『日々”hibi”AUG』が
日本人監督作品として唯一選出され
「日々《変容の対象》8月」
プロジェクトチームは
各地から山形に集結しました🚄✈️🚃
2023年10月5日(木)〜12日(木)
会場:山形市中央公民館、山形市民会館
フォーラム山形、やまがたクリエイティブシティセンターQ1 他
日々"hibi" AUG (ヒビ オーガスト)
監督、撮影、編集、録音:前田真二郎
日本/ 2022/ 日本語/ カラー/ DCP/ 120分
提供 : SOL CHORD
使用曲: 室内楽《変容の対象》
(作曲:福島諭+濱地潤一)
演奏: 山内敦子、木村佳、福島諭、濱地潤一
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今、『1984』を読むと、現代の私たちの社会、遠くない未来を予言しているように思えてきます。オーウェルは、なぜ、人々が『1984』のような世界に行き着いてしまうと想像できたのでしょうか。
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監督のことば:
『日々“hibi” AUG』は作者が設定した撮影・編集ルールに従って取り組んだ作品だ。毎日撮影した映像を15 秒ずつ順番につなげて映画を制作した。撮影内容は主に偶然出会った日常風景で、特定の場所や知人、語りを収録した日もあった。カットのつながりを想像しながら撮影は即興的に行った。本作の目的は作者の生活を正確に記録することではない。映像が事実の集積だとしても、映画内部には現実とは異なるもう一人の作者「前田真二郎」が現れる。その一人称の「まなざし」が映画世界を導く主人公だ。当初、仕事が比較的落ち着いているといった軽い理由から8 月を選び、毎年撮影することを決めた。制作を開始すると、日本の8 月は、広島と長崎に原爆が投下され、第二次世界大戦が終結した月であり、先祖や故人を迎えるお盆がある特別な月であることを意識するようになった。制作期間は、リーマンショックが起きた2008年からロシアがウクライナに侵攻した2022年までの15年間。この間、東日本大震災が発生し、総理大臣は何度か交代し、年号は平成から令和に移行し、2020 年にはCOVID-19 の感染が拡大した。別の観点では、スマホやSNS が社会に浸透した時期と重なる。また、主人公(= 作者)は、結婚式を2 度挙げ、癌の手術を経験したことに気がつく人もいるかもしれない。この映画は、21世紀初頭の15年間を生きた、ある個人の「まなざし」の記録である。その「まなざし」は、まるで、テロリストの「まなざし」のように見える時もあったのではないか。観客はスクリーンに映し出される無数の「見たことのあるもの/見たことのないもの」を見つめながら、それらと自分の記憶を重ね合わせるだろう。そして突然忘れていた事柄を思い出すかもしれないし、あるいは人間に備わる「忘却」を実感するかもしれない。映画が観客自身の記憶と結びつき、新たな意味を生み出す瞬間を期待している。
(『日々”hibi”AUG』チラシ裏面より引用)
私は10/8(金)から2泊3日の滞在🍒
2日目は朝早くレンタカーを借りて
鶴岡を目指して走り🚗
久しぶりに鶴岡市立加茂水族館を
訪ねることもできました。
(クラゲ話は改めて書きます⭐️)
戻ってまた映画を観て🎞️🌙
10/8(日)滞在最終日はいよいよ
山形市民会館にて
『日々”hibi”AUG』1回目の上映会📽️㊗️
↑《変容の対象》
作曲家の福島さん撮影写真📸
↑↓ 福島さん写真📸
…カエルを持ってニヤニヤ歩いてる私🐸
↓『日々”hibi”AUG』チラシ表面右下に
《変容の対象》音楽チームの
クレジットを載せていただいています✨
使用曲: 室内楽《変容の対象》
(作曲:福島諭+濱地潤一)
演奏: 山内敦子、木村佳、福島諭、濱地潤一
《変容の対象》の
作曲家の福島諭さん
作曲家でサクソフォン🎷濱地潤一さん
サクソフォン🎷木村佳さん
IAMASの方々
映像作家の池田泰教さん
音響作家のウエヤマトモコさん
映像作家のショーケンさん…他の方々にも
お会いできました⭐️
↓福島さん写真📸🎶
…憧れのウエヤマトモコさんと💕
15年分の8月の31日間🌻
1日「15秒」の織りなす「120分」を
あっという間に感じるのは
1秒1秒のカットを重ねるために
気の遠くなる様な熱量で推敲を重ねられた
「映像と音」の世界が
素晴らしい力で構築されているから。
前田真二郎さんの「映像と音」の世界と
そして《変容の対象》の作曲家お2人の
編み続けてきた「音楽」の世界とが相まって
映像作品の奥深さを最高の形で
身体中で感じることができました。
自分の音🎹(と声🐸)には
内心ドキドキあたふたしますが💦
皆で喜びを共有できて
幸せな上映会でした🎞️✨
また連日多くのプログラムが上映される中
どの会場も非常に多くの人で賑わい
写真 前田真二郎
デザイン 伊藤晶子